中村孝明トリノ絵日記5

ひたすら非線形シュレディンガーの基底状態の下限の計算に励む毎日です。    でも絵日記と名付けてしまったので、ただ写真を貼っておきます。         街から見える雪のアルプスの写真を撮って来てくれと言われて、いろいろ探して王宮前のいいスポットを見つけたのですが、曇りの日が多くて、なかなかシャッタチャンスがないです。 [トリノ絵日記4へ] ...

中村孝明トリノ絵日記4

アダミ先生にいただいた課題ですが、これが難問で、関数解析の基礎のなってない私にはなかなか手に負えず、まったくはかどりません。    一方高知から持って来た計算の方はだいたいまとまって、数値計算としてなら十分論文になるとアダミ先生にも言われました。高知に報告したら、全先生から珍しくすぐ返事が来て「速攻でまとめろ」と。    トリノの石造りの街、とても ...

中村孝明トリノ絵日記3

週末なのに早く起きたので、まずはポー川沿いの朝のお散歩、そしてブランチですね。いつもの学食だけど。    中心街の王宮の並びにエジプト博物館があって、世界でも最高のコレクションだ、とアダミ先生に教わっていたので、行って見ることにしました。それにしてもリッカルド・アダミ先生は本当に優しい方です。ほったらかしの皮肉屋の誰かとは大違い、じゃなくってトリノに送ってくだ ...

永野 正展 博士 講演会

【演者】永野 正展 博士(本学 特任教授) 【演題】枯れない油田構想の社会実装 【日時&場所】2017/01/27 16:20- at C102 【概要】 研究成果の社会実装(事業化)事例の紹介。 人為的に再生可能な森林資源を用いた価値創造による地域の活性化を実現して行くプロセスを具体的に解説します。 キーワードは、環境・エネルギー・価値創 ...

中村孝明トリノ絵日記2

なんとかこちらに時間が慣れて、朝も普通に起きられるようになって来ました。リッカルド・アダミ先生は思ったよりずっと若々しい方で、初歩的なことまでとても親切に教えて下さいます。解析学の知識の不足を痛感する日々です。 あっという間に1週間以上過ぎましたが、こちらでの研究テーマも決まって、周り見回せるくらいには落ち着いてきました。こちらの気候、思ったほど寒くなく、ただ晴れて ...

中村孝明トリノ絵日記1

来た       見た       ひたすら眠った    [トリノ絵日記2へ] ...

超知能と創造特異点

どうやら人工知能が囲碁で人類を超えたようである。いうまでもなく囲碁というものは、計算能力だけでなく、大局観や美意識といった直感を試すはずの、人類の考え出した最も深遠な知能ゲームである。そこでは人工知能が、人間のプロの理解に苦しむ妙手を連発して名人に勝つ場面が、たびたび見られた。 人工知能が一般的局面で人間の知能を今世紀中に超えるかどうかは不明だが、それがいずれ起こる ...

欧州の科学:挑戦と機会

パヴェル・エクスネル欧州数学会会長(チェコ工科大教授) サイエンスカフェ@高知工科大(H27.10.13)公式レポート 本年度高知工科大サイエンス・カフェ第一回は、欧州を代表する数理物理学者の一人で、現在欧州数学会会長の重責を担われるチェコ工科大学教授のパヴェル・エクスネル先生をお招きしました。エクスネル先生は昨年度まで、欧州全体規模の科研費をつかさどる「欧州研究 ...

アリと自由

----南國科學通信 地上圏から2---- アリは本来自由であった。 地を這って生きるアリであるが、彼らは元々は天からやってきた。アリの祖先は大空を舞うハチなのである。大国家を打ち立てるために、アリは自ら翅を切り落として地上に降り立ったのだ。 アリが翅を切り落とす、というのは比喩でなく、文字通りそうなのである。一般のアリは進化の途上で翅を失ったが、女王に ...

アリの晴朗な世界

----南國科學通信 地上圏から1---- 人間は生物界の長を持って任じている。人間は地上全てのバイオマスの30%余りを占め、脊椎動物界の食物連鎖の最頂点に立っているので、その自任は根拠なしとはしない。人間をのぞいては、農業を行い牧畜を行い、共和国を王国をそして大帝国を築く生物の種族などいないではないか。 しかし果たしてそれは本当だろうか。 世を広く見渡 ...