FOODCARAVAN ディスカッション

 

2017年3月にFOODCARAVANが埼玉で開催されました。

 

開催時に参加してくださった、方々のそれぞれの見解でのディスカッションが行われました。

ディスカッション内容をご紹介したいと思います。

 

テーマは「素材としての健康」です。

第一部 パネリストの紹介

第二部 健康医療との関係

第三部 日本の状況にどんな問題があるか

 


 

第一部 パネリストの紹介

 

須賀さん

有機農法のカリスマ。

お土産で参加者にお渡しした子株も作ってくださいました。

生産者としての思いを語っていただきました。

 

 

 

ナンシーシグレット蜂須さん

料理研究家、

また、ジャパニーズファームフード著者でもあります。

日本と海外の比較を含めて、また料理家としての見解を語っていただきました。

 

 

 

 

渡邊先生

熊大学薬学部教授、

世界を飛び回り、プラントハンターとして活躍されています。

日本の植物に関して語っていただきました。

 

 

 

 

 

古沢先生

高知工科大学環境理工学群教授

今回のパネルディスカッションのコーディネーターwpしてくださいました。

 

 

 

 

 


 

 

第二部 健康医療との関係(1)

 

このお題に対して、各立場で、それぞれの経験を踏まえて思う意見を語っていただきました。

 

 

須賀さん

「生産者としての思い

有限会社まめたろうにて、ヤマキ醸造とご一緒にすすめています。

有機農法のことを、私は自然農法と呼んでいる。

 

二代目で、父親の病気がきっかけで、やることを考えるようになりました。

そういった中で、食べ物に着眼した際に、

自然農法でできた食べ物を食べて元気になろうということで進めてきました。

最初は失敗だらけでしたが、少しずつ、父の病気も回復していきました。

 

農薬や調味料を一切、使わない。

食べ物には生きる力の違いがあるのではないか、と思っています。」

 

 

ナンシーさん

「日本に来たときはずいぶん前で、すごくおいしいと思った。

どんどん全部おいしくないとわかってきて少しがっかりした。

 

材料がないと料理ができない。

スーパーのものとかは有機のものでも生きているわけではない。

生きていないもので作っても、全然楽しくない。

 

須賀さんみたいな生産者は少ないですけど、

同じ有機食材であってもこの生産者のものだったら、っていうものを使うべき。

そうすることで、つながりもできるし、料理のおいしさも上がる。

 

調味料も大事。みかんみりんとか、醤油とか、

高くても、そんなに使わないから、ちょこっとだけでも使うだけで、

簡単に使えておいしいものが作れるようになる。

そうすることで今よりもっと料理を楽しめるようになる。」

 

 

古沢先生

「同じオーガニックでもグレードがたくさんあり、

いい食材がいい料理を作るモチベーションにあるということですよね。

いい食材の見分け方みたいなのもあるんですかね??」

 

 

須賀さん

「商品を作るっていうのは、有機栽培でも同じで、健康をまず維持するということが大事なこと。

そのために動物の体液を使わないようにしています。

 

なるべく自然の力を引き出すという思いで作っている。だからこそ、

大量には作れないし、手間はかかるから違いにはなる。

だからこそ、同じ有機栽培でも、ほかのものと違って、生命力があります。

 

その話で、実際に4000年も地下で眠っていたドングリが芽を出すことがありました。

嘘だろうと思ったけど、昭和40年代の時だったので、今は大木になっています。

 

日本の歴史の中で、生きながらえて芽を出した。

そこから、生きる力といいますかね、自然の力を引き出して、行う。

そういったものでも、生きる力をひきだせるのではないかなと思います。

 

一般の農家と有機栽培がどう違うのか。

学生の時に東北の農家を回りました。

その時に生きているものはやっぱり形として残ることを感じました。

 

食べたからすぐどうなるかっていうわけではないけど、

自然の力を借りて行うことで、生きているものになるのではないでしょうか。」

 

 

古沢先生

「本来の自然の力を引き出す、ということですよね。

最新の研究を踏まえて、渡邊先生はどのように感じますか??」

 

 

渡邊先生

「須賀さんとも、野菜の元首のことをお話ししたんですが

私自身、品種をどのように生かしていくのかをずっと大切にしてきました。

 

農薬を使わないっていうのをアジェンダに動いているグループもいて、

熊本県にきて、水俣病っていう大きなものにかかわって、

様々な方に会い、すごく感動しました。

なぜここに有機があるのかっていうのを「オーガニックコンシューマ」本にもしてみました。

 

有機ジャスは生産者をいわゆる評価する側

むしろ消費者の立場で、そのような立場でどのように選んでいけばいいのかを

いろんな角度で考えたグループであり、それがスタートラインになっています。

 

いい野菜っていうのは、食べててもにおいがしないし

アミノ酸が多いとすごいいやなにおいがします。

皆さんが実際に食べて、苦かったなどの体験をきちんと覚えているのかが大切です。

 

僕らの最初の生命の出発点はシアノバクテリアなんですね。

そのあとに私たちの目ができて。

それは植物からでてきているブボキシンっていう成分ですから

ですから、植物に僕たちは奪われている。

 

結局、僕たちは反応しているんですよね、

だからその応答が少なくなった時にかなり人間は弱くなっていると、

ですからにおいを感じたということは、自分たちの臓器が健康的だあるという証拠。

 

そういったことを踏まえて話をしますと、

 

食と健康と医療の関係をまとめて、自分なりにまとめてみると

ある段階で患者さんが糖尿病になりましたと、

その糖尿病になる前段階っていうのが、

みなさんは大体食べるものは決まっていて、ジャンクフードですね、

最初から加工しているものを食べていると、僕たちの膵臓は応答しようとする。

ただ、その応答に対して反応ができない。

ただ残念だったのが、それを料理人がやってしまったことです。

それを作る料理人が非常に大事。だから作る人がとても大切。

だから僕はいろんな食材を料理人さんへもっていくようにしてて、

高知県でも、料理してもらうのがとても楽しみでした。

 

レタスの元首はアキノノゲシ。野菜は日本になかったんです。

だからこそ、そのルーツをきちんと学んでほしいという角度で、

いつも研究をしています。

病気でどうしても治らない人を一番治せるのは食。食べ物がすべて。

 

それらがすべてのエネルギーであり、病気のもとにもなっています。

僕たちはみんなウイルスを飼っている。

そのウイルスというのは自分たちの体から外に出てくれないから、

自分たちの食材と一緒に外に出そうとしている。

 

素材があって、料理人があって、僕たちは食べさせていただいている。

そんな関係性がこのFOODCARAVANにはあるんじゃないかなと僕は感じます。」

 

 

古沢先生

「素材というと土栽培料理人プラス種を

どうえらんでくるのかっていうので、研究にかかわってくるというお話

素材は良しあしあるとして、薬食同源という言葉の通り、

食は究極の医療にもつながるということですよね。」

 

 


 

第二部 健康医療との関係(2)

 

 

ナンシーさん

「病気の関係は言っていただけてすごくうれしいです。

私の子供たちも病院に行ったことない。

水一杯飲んで、自然食で、風邪もひかないし、本当のことです。」

 

古沢先生

「体験的な原点として思うところがあれば、教えていただきたいです。」

 

須賀さん

「お医者さんじゃないんでわからないんですけど、

野菜も偏らずにいろんなものを食べるし

とにかくいろんなものを食べるように

うちは野菜と米と麦としかないんですけど、

よそのうちと違うなっていうのは、自分の体に自信が持てる。

すぐにお医者さんにいけばいいってならないんですよね。

野菜と人間の体って近いんだなって思います。

 

また、自然と人間の体って近いんだなとも感じます。

健康な力を頂いて、自分自身も健康になるっていう思いで、

人間の体も一年に一回は大掃除っていうのでね、

ある程度我慢できる自信を持つっていうことなんじゃないかって思います。

 

子供が四人もいますが、

そのうち二人は自宅分娩で、健康に生まれて、

お医者さん呼んでも、到着が遅かったので、僕が取り上げました。

 

どうしてもってときはお医者さんにお世話になるけど、

自然の流れを体感で自分の中でおぼえています。」

 

古沢先生

「オーガニックの中でもいいものを食されての感想、

渡辺先生の感じる実感はどのような風に感じますか?」

 

渡辺先生

「医療に関して話しますと、

食べてるものは実はすべて、体にいいもので、

皆さんは生きるために食べ物を食べているわけであって、

本来はそういう職ではなくて、自分の中の体をリセットするために

ご飯を食べていると思っていただければと思います。

 

よく食べ過ぎっていうのがありますけどね、

適量っていうのもありますのでね、

 

食べているすべてが薬であるっていうことを忘れないでほしいなと思いますね。」

 

古沢先生

「よく渡辺先生がおっしゃっているのが、三百億円の薬が家庭に眠っているという

高齢化社会で税金を圧迫しているということですよね。

それらを踏まえて、薬学や医学でもそのようにシフトしているていうお話を反映していましたね。」

 


 

第三部 日本の状況にどんな問題があるか

 

古沢先生

「最後にオーガニックに関しまして、

須賀さんの野菜がどこが違うのか、

また、日本の現状、オーガニックマーケットの海外との比較をお話しいただければと思います。」

 

須賀さん

「野菜も養分が違うと見た目が変わってきます。

窒素とか使いすぎると、見た目は濃くても、

見ていただくとわかるように色が青くなる、

そんなに窒素を使っていない野草みたいな感じで、甘みが強いんですよね。

 

私の野菜はニンジンの芯まで食べられて、全体的に甘みがつよい。

葉っぱと根っこのバランスなども全然違う。

肥料のみで育ったものと生きる力が違いますね。」

 

ナンシーさん

「冷蔵庫とかでもかなり長持ちする。

 口の中にいれたらわかる。野菜の味はフラットなので、」

 

古沢先生

「オーガニックにおける海外との比較をするとどのような感じですか??」

 

ナンシーさん

「海外ではオーガニックマーケットはかなり広がってる。

ひどいところもいっぱいあるけど、

日本はもっとプライドがあってもいいんじゃないかって

インスタントフードはたくさんある。保存食が多いから、

海外の人は、日本の職は素晴らしいと考えているけど、

もっと昔みたいな素晴らしさを取り戻してほしいともう。!」

 

渡邊先生

「自分の体を守るために、常に料理人と行動をすします。

いろんな素材を持って行って挑戦してもらうのが楽しみだったんですよね。

 

なにもすべてを自分ですべてを作る必要もないと思います。

人それぞれやり方はあるなあと思いました。

 

須賀さんにも変な植物などにも、挑戦していただきたいなと、

土地のものを知って、地域の良さを知りたいなと

江戸の初期のものを復活させたいなと思っているので。」

 



 

まとめ

それぞれの経験や見解に基づいて、

たくさんのお話をしてくださいました。

参加者の皆さんも、その後、それぞれの思いを語り合ったり、

お土産購入や、もらったお土産のことを話し合ったりしていました。

 

ただ、「食」としてのみを考えるのではなく、

様々な面から、また深い部分まで考えることで、

新たな価値や気づけなかった価値を発見できるのではないかと感じました。